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Osaka Consulate flag graphic
 
 
 
 
 
 
 






ダニエル R.ラッセル総領事

Text in Japanese

ラッセル総領事の挨拶
大阪日米協会
2005年12月1日

みなさま、今日は。
ご紹介いただきました米国総領事のラッセルでございます。
今日は、私 と 妻の啓子のために、このように盛大な歓迎会をお開きくださいまして、まことに ありがとうございます。

竹中会長、天江大使ご夫妻、副会長の松下様、江崎様、大阪府、大阪市の代表の方々など、たいへん おいそがしい中を出席していただきましたことに、厚くお礼申し上げます。
  
大阪日米協会のほとんどの皆さまとは、はじめておめにかかりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて はじめに、今年の夏のハリケーン”Katrina”による米国南部での災害に 際しましては、大阪日米協会の皆さんに多額の見舞金を寄付頂いたことに、米国政府を代表して、ここに厚くお礼申しあげます。まことにありがとうございました。

大阪日米協会は設立以来、来年で60年になると伺っています。また、資料を拝見しますと、歴代の会長には各時代の関西経済界のTop leaderの方々が就かれていることに感銘を覚えています。

この機会に、59年という長期に亘って草の根レベル、市民レベルで、日米関係の発展に尽くされた、歴代の会長さまなど、過去 と 現在の大阪日米協会関係者の皆様に心より敬意を表し、感謝申し上げたいと思います。

さて次に、私自身のことを少し紹介させて頂きたいと思います。
まず・・・私は 日本が大変好き です。
ですから、このたび 大阪に帰ってこられたことを、私も 家族も大変うれしく思っています。

私は まず 日本の文化に 興味 を もちました。
大学を出たあと、茨城県にある合気道道場に入り、3年間 内弟子の生活をしました。 妻の啓子に会ったのは そのころ でした。
「石の上にも3年」と言いますが、道場の「畳の上にも3年」の厳しい修行でした。 

私は、日本の習慣 と 言葉を 教科書 ではなく修行中に覚えた訳です。
たとえば、「痛い」とか「お腹がすいた」とかいう言葉などを自然に覚えました。
また、修行を通じて、そのうち 「頑張りの精神」とか「根性」とか「礼儀作法」など、すばらしい日本の習慣を体で会得しました。

それ以来、日米両国はお互いに学びあうことがたくさんあると 思いつづけています。

そのあと6年間 NYの民間会社で働き、ビジネスの世界を 経験することも できました。

1985年に国務省に入省しました。 まず東京の大使館で当時のMansfield大使に補佐官として 仕えました。
その時、Mansfield大使から、たくさんのことを 学びました。
ひとつは「他人の言うことを謙虚に 聞く」ことです。
もうひとつは、「日米関係は 世界でもっとも重要な二国間関係である」ことです。  そして、また大使がよくおっしゃった事:21世紀は環太平洋の時代である」ということです。これらは今も非常に大切な 真実 だと思います。

1987年から1年ほど、副領事として大阪神戸の総領事館に勤務しました。 John Malott総領事の時でした。
その時、私は大阪と大阪の人々に非常に良い印象を 持ちました。
大阪の人たちは元気で、自信にあふれ、ユーモアがあり、 また率直で、アメリカ人とよく 気が合う と思いました。

その後3年、ニューヨークにある国連米国代表部に勤務し、
のちに 韓国のソウルの大使館で北朝鮮との交渉にも従事しました。

続いて、ワシントンDCでは政治担当国務次官の特別補佐官を勤め、キプロスとオランダの大使館で首席公使として勤務しました。
いつか日本に帰って 勤務することを 希望していました。
とうとう 今年の8月に大阪神戸駐在の総領事として、日本に帰ることができた訳です。

さて、外交官として20年間 働いて、外交官の仕事とは 何なのか? ということについて、私の考えを少し述べたいと思います。

外交官の仕事とは、政府の方針や政策を赴任先の国の政府や国民に知らせることだけ ではありません。 その土地の人々の意見を聞いて、その国の事を正しく解釈する. 正しい解釈 から てきせつなadviceを自国政府に伝えることが出来れば、結果的に アメリカと その国の良い関係を 発展させることだと考えています。
東京だけが日本ではないことは 申し上げるまでも ありません。その意味でも、大阪日米協会の皆さんとのご縁といいますか、関係を大切にして ゆきたいと考えています。

さて、日米関係が 現在ほど良かったことは、今まで ない と言われています。 Bush大統領は先月、京都に来て小泉首相との首脳会談をし、また経済界を中心とした 方々に演説をしました。

その中で、大統領は日米の強い協力関係の 重要さを強調しました。 Bush 大統領と小泉首相は非常に緊密な関係にあります。 それは、二人の個人的にも、政治的にも、戦略的にも そうであり、また価値観においてもそうだと思います。 

これは、政治の世界でも、ビジネスの世界でも、国民同士の関係と同じく、個人的な繋がりがいかに重要であるかを示しています。
  
たとえば FulbrightやJETプログラムなど色々な制度により、今までに多くのAmerica人が日本に来ています。 このほか、奨学資金制度や ホームステイ、研修制度などによる学生や 若者の交換は、日米の強い関係を維持するためにも大変重要な役割 を果たしています。

ところが、最近の世論調査によりますと、アメリカ人の42%が他の国の問題はその国の人々に任せるべきだと、考えている そうです。
この意見は、2年前の調査と比べて 大きく増えた ということ ですが、これには Iraq問題の影響が 出ています。
 アメリカが 孤立政策に向かうことは良くありません。そのためにこそ、日本のような良い友人を持ち、個人どうしの関係、文化面、ビジネス面での両国の繋がりを強めるために、継続して交流することが いかに 重要であると、私はかたく信じています。

先に申しましたように、関西の人たちの性格はアメリカ人に 似て、正直で、開放的で、親しみやすい と思います。日本の制度、やりかたには 色々と制約が多い中で、大阪のビジネス文化と言いますか、大阪の商売の風土はアメリカ人に理解しやすいものです。

アメリカ人は、官僚的でなく、規制の 撤廃と緩和、 技術革新、個人の業績などを 高く評価します。
お互いに 気質の似ている、アメリカ人と関西人とはこの意味でますます良い 友人になれると 思います。

久しぶりに関西に帰った外国人の目で見ますと、 大阪、京都、神戸は 外国からの旅行者にとって、それぞれ uniqueな 特色をそなえています。
ところで、3都市が今よりも もっと協力していけば、
外国人旅行者にとって3都市を さらに 魅力的にすることができると思っています。これによって、一番利益をう受けるのは大阪ではないかと、私はかんが考えます。なぜなら、京都や神戸に比べると、大阪はアメリカ人にあまり知られていないように思うからです。大阪の持つ宝物をもっと世界に知ってもらい、多くの人に大阪に来てもらうように、大阪府や大阪市の皆さんにご協力させて頂きたいと考えています。

大阪市はSan FranciscoやChicagoと姉妹都市、友好都市関係にあります。また大阪府とCalifornia州との関係は深いと伺っています。 大阪日米協会の会員企業の多くは、アメリカに 販売 や 製造 の拠点が あります。 私は 米国総領事 として、 大阪 と アメリカの関係が、今後 ますます発展すること全力を尽くして、 がんばります!

最後に もう一度、大阪日米協会の貢献を、私が いかに高く評価しているかを 申し上げ、会員の皆さんのご健勝、会員企業の一層のご隆盛をお祈りして、私の挨拶とさせて頂きます。

本日はまことにありがとうございました。

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